周期ニキビをオルビスクリアで治してみる
鼻の脇から頬にかけて、ニキビが出来てしまいました。
ここ1年ほど毎月決まった頃に、周期的にニキビができているような状況で、私の悩みとなってます。
20歳以上のいわゆる大人ニキビを治す方法は色々と紹介されていますが、知人の皮膚科医から「慢性的であればオルビスのクリアシリーズを使ってみたら?」とアドバイスを受けたので早速使ってみることにしました。その結果をレポートします。
アクネ菌と毛穴の汚れが炎症を起こす
そもそもニキビの原因は、毛穴に詰まった皮脂によりアクネ菌が増殖。毛穴内部で炎症を引き起こすことにより発生します。
夏場は汗腺が活発になり雑菌が繁殖しやすいので最もニキビが発生しやすい季節ですが、実は冬場もニキビができやすいんです。

「えー、またニキビができちゃった」と暗い気持ちになりますね。
その理由は気温が低下し、皮脂が固まりやすいから。固まった皮脂がケラチンと混ざり毛穴に詰まることで、アクネ菌が炎症を起こしやすいというワケです。
事実、クリニックによる「どの季節にニキビができやすいか?」という調査では、回答者の約6割が「季節に関係なくできる」と回答しています。

ニキビは年中無休で活動中です。
年代によってニキビの原因は異なる
ニキビはどんな年代にも発生しますが、その原因は異なります。
10代は皮脂分泌が多いため、皮脂がニキビ発生の主な原因です。お菓子やスイーツの食べ過ぎで引き起こされた経験は誰にもありますよね。
一方、大人の女性は、ホルモンバランスがニキビ発生に大きく関わっていいます。
ストレスとホルモンバランスの乱れがニキビの原因に
私の場合、まず最初に発生したニキビの状態はこんな感じでした。
鼻の横から頬にかけて赤ニキビができています。
赤ニキビはニキビ発生の初期段階といえるもので、そこまで重症化してはいません。
原因として思い当たるのは仕事や家庭でのストレス(イライラすることが多くて…)

大人ニキビはストレスもその一因
ポイント
ポーラの調査によれば、ストレスが加わると「肌冷え」と呼ばれる症状が発生。この「肌冷え」が起きると、タイトジャンクションという肌内部にある細胞のつなぎ目が崩壊。水分やカルシウムイオンが流れ出すことで、微弱炎症が起きるというメカニズム。つまり、炎症が起きることで肌のバリア機能が低下し、ニキビができやすくなります。
生理中や生理前にニキビができやすい
それに生理に合わせて発生するので、生理の影響も考えられます。実は20代以上の女性の約55%が「生理前や生理中にニキビができやすい」と感じているそうです。

また、湿度の低い乾燥シーズンに入ったため保湿力の高い乳液を付けており、そのため顔の皮脂分泌が過剰になっているのも原因の1つかなと思いました。
大人ニキビと思春期ニキビではケア方法が異なる
オルビスは様々なスキンケアラインを発売していますが、ニキビケア用のラインとして「クリアシリーズ」を提供しています。
ところで、巷には様々なニキビ用コスメが出回っていますが、ニキビのケア方法により大きく2つに分類されます。
サルファ剤配合の思春期ニキビ用コスメ
1つは余分な皮脂を吸い取ることでアクネ菌の増殖を防ぎ、ニキビを治すコスメ。クレアラシルやロート製薬のアクネスなどはこちらに分類されます。

ニキビ外用薬でおなじみの「クレアラシル」(レキットベンキーザー・ジャパン)
主に皮脂分泌の過剰が引き起こす思春期ニキビに適しており、10代のニキビには効果的といえます。
主成分のサルファはイオウ成分なので独特の香りがするのも特徴です。
抗炎症剤配合の大人ニキビ用コスメ
もう1つは、ホルモンバランスの乱れによるいわゆる大人ニキビをケアするコスメ。
食生活や睡眠不足、ストレスを受けると肌のバリア機能が低下し、炎症が起きやすい状態となり、ニキビが発生します。
そのため、炎症を沈める消炎成分であるグリチルリチン酸2Kなどが配合されているのが特徴です。オルビスのクリアはこちらに分類されます。
注意ポイント
ネットで、ニキビにニベアが良いという噂が広まっています。ニキビはそもそも皮脂詰まりが原因なので油成分のカタマリのようなニベアを付ける意味がわかりません。ニキビ用のケア用品やスキンケアを選ぶ方が得策でしょう。
オルビス クリアシリーズでスキンケアを開始
オルビスは大人ニキビの原因が肌バリアの低下にあるとして、バリア機能を保つ「紫根エキス」や、炎症を防ぐ甘草由来の「グリチルリチン酸2K」をクリアシリーズに配合。
もちろん、オルビスの特徴として油分を含まないオイルカット」なので、肌に余計な脂質を与える心配もなさそうです。
化粧水で殺菌と保湿を両立
普段、私はアクアフォースを使っているのですが、クリアシリーズに切り替えて試してみました。
薬用クリアウォッシュ
まずはクリアシリーズの「薬用クリアウォッシュ」。医薬部外品の洗顔料です。
使ってみて感じるのは泡立ちの良さ。普通に手で泡だててもモコモコと膨らみますが、泡だてネットを使うことでよりふっくらとした泡立ちが楽しめます。
洗浄力は十分で、特に鼻周りの皮脂汚れをしっかり落としてくれます。
気に入ったのはすすぎしやすい点。実はニキビって、洗顔料の洗い残しも原因になるんだとか。
クリアウォッシュは洗い流しやすく、水で軽く顔をすすぐだけでさっと泡が切れていく。それでいて洗い上がりはマイルド。
つっぱる感覚も少なく、敏感肌でも安心して使えると感じました。
乾きは若干早いので、乾燥肌の方はすぐ化粧水→美容液とケアすると良いかと思います。
薬用クリアローションM(しっとり)
ニキビ肌用化粧水の「クリアローション」はさっぱりタイプとしっとりタイプがありますが、私が使ったのは乾燥する冬場ということもあり、しっとりタイプをチョイスしました。
ニキビ用なのでプロアクティブのようなスースーする先入観があったのですが、肌に当ててみると意外にも保湿力があり、良く伸びてくれます。
当然、顔に当てた瞬間にニキビが消えるものではないですが、使い続けていると徐々にニキビが薄くなってくるのを実感できました。
さらに毎日使うことで肌のキメが細かくなりふっくらとしてきたのには驚きです。このあたりは化粧品メーカーが作るニキビケアなんだなと妙に関心してしまいました。
薬用クリアモイスチャーM(しっとり)
クリアモイスチャーはニキビ肌用の美容液です。化粧水よりもしっとりととろみがあるテクスチャーです。
クリアローション同様、刺激が少なく、それでいて化粧水の潤いをフタをする機能をしっかり果たしてくれます。個人的にはベタベタしすぎない所が好印象でした。
もちろん、絶対的な保湿力でいえばアクアフォースの美容液やオルビスユーの美容液のほうが上ですが、敏感肌でも不安なく使えてこの保湿力はすばらしいと思います。
オルビス クリアシリーズの有効成分は?
オルビス クリアシリーズにはニキビケアに役立つ有効成分が複数含まれています。
まずは紫草エキス。
これは「紫草」という植物の根を採取し、丹念に抽出したエキスのこと。古くから使われている薬草で消炎効果や保湿効果、代謝促進効果などがあると言われてます。
オルビスクリアでは肌のバリア機能を高め、ニキビや肌荒れのできにくい肌へと導く成分として使われています。
発生してしまったニキビや肌荒れを鎮める役目を持つのが甘草エキス。有効成分としてグリチルリチン酸2K(ジカリウム)を含んでおり、ニキビの原因であるアクネ菌による炎症を鎮めてくれます。
前述したように、肌が乾燥すると皮脂が分泌され、ケラチンと合わさり毛穴をふさぎます。これがニキビの原因となるのですが、クリアシリーズでは浸透型コラーゲン(コラーゲン・トリペプチド F)を配合し、肌の乾きを抑制。
さらにオルビスならではのオイルフリーで、ベタつかずに肌を保湿させることに成功しているんです。
7日経過、ニキビが目立たないレベルまで解消
オルビスのクリアシリーズを1週間続けてみた結果が以下の写真です。
【使用前】
【使用後】
自分でも驚きましたが、7日間でここまでニキビが改善しました。肌質も改善し、触った感じはかなりキメが細かくなったなあと感じています。
結果には非常に満足です! 単品の化粧水としても使い勝手がよく、普段からクリアシリーズに切り替えてもよいかなと思わせてくれるほどです。
クリアシリーズの欠点は?
香りにわずかなアルコール臭があることと、保湿はやはり若干弱めですね。
私が使ってみた感じだと、普段のスキンケアとして使うことで慢性的なニキビが改善され、発生率が低くなる印象です。
まとめ
私がニキビ用スキンケアが持つイメージは「殺菌作用が強く、全体的に爽快!」というものでした。
しかし、クリアは穏やかに皮脂をコントロールしてニキビを防ぐという感覚。
通常のニキビ用スキンケアだと肌荒れしてしまったり、ニキビがさらに増えてしまった、という方に特にぜひ使ってみてほしいですね。
※記事は個人の感想です