国内120店舗の出店を目指すオルビス
オルビスは通販部門に力を入れていることは「オルビス買うなら通販が絶対にオススメ」で書いた通り。しかし、最近では通販に加えて、店舗拡大にも注力しているようです。
オルビスは2015年現在、国内に112店舗を展開しています。これを年間5店舗ペースで出店を増やし、2018年までに120店を展開する予定だそうです。
オルビスさん、通販だけじゃダメなの?
ここで疑問なのが、なぜ通販が好調なのに店舗まで頑張っちゃうの?ということ。理由はユーザーとの距離感にありました。
オルビスは2015年冬までの3年間、テレビCMを中止するなど大掛かりな広告宣伝を行ってきませんでした。「メーカーとユーザーとの1対1のコミュニケーションを深めていく」というのがオルビスの狙いだったからです(ダイレクトマーケティング重視ということですね)。
しかしながら、ブランド認知度が低下し、ファンケルやアスタリフトなど強豪に水を空けらたためテレビCMを再開。ユーザーの数を増やしていく一方で、質を維持するために店舗でのコミュニケーションを活発にしたい、という狙いが店舗拡大の背景にあるようです。つまり、店舗にコミュニケーションセンター的な役割を持たせ、ユーザーとの距離を密に保つのが目的だったんですね。
店内を改装し、心理的な敷居を下げる
店舗拡大に合わせて店内の改装も実施中。これまではデパートの化粧品売り場を思わせる、白が基調のやや敷居の高い印象がありましたが、木目調のカジュアルな作りに改装していくとのことです。ウチの近所のオルビスも改装されていて、とっても親しみやすい雰囲気に生まれ変わっていました。
とはいえ、やっぱり通販に強いオルビス
店舗に力を入れ始めたといはいえ、全体でいうと通販での売上が75%を占めているそうです。やはり通販に強いオルビスなんですね。
オルビスの通販は送料・手数料無料、翌日配送、ポイント制などサービスが充実しており、ログインすれば住所登録の手間も要らずに常用アイテムをオーダーできる、といった使い勝手よさは一度使うとやみつきというか、手放せなくなります(私もいつもアクアフォースとオルビスユーはネットオーダーしています)
店舗数が増えたとはいえ、山梨や長野、宮城県などでは直営店がないのも事実。こうした地域の方々は、やはり通販を利用したほうが、圧倒的に便利に買い物ができますね(※2018年10月現在)。
私たちユーザーは通販も店舗もうまく利用しながら、気持ち良くコスメ選びができれば嬉しいですね。